月組『ピガール狂騒曲 』宝塚大劇場②~ナイスな配役(「月城さん」安泰) ~

超特急で過ぎてしまった「月組週末」。

初日の緊張感が少し緩み?

翌日から早速、芝居は「間」や「突っ込み」が冴えてきて、演者もノリノリ、楽しそうな舞台。

 

個性濃いキャストの「キャラ立ち合戦」に、どこに注目しようか、贅沢に悩む・・・面白見どころ満載。

ロートレックさん(千海さん)、現時点では「おもしろスパイス」筆頭格。

(『チェ・ゲバラ』(原田先生演出)でも活躍していた!「天紫さん」も。)

ex.ウィリー(鳳月さん)と口論中、

「なんだよ、足長いな」「足見るなよ、気にしてんだよ」に沸く客席 (時に拍手まで起きた)。

・・・「足長ネタ」はすべらない。

悪ノリまではいかない、品があり、基本、衣装もお洒落な、シェイクスピアベース作品。(フィナーレも、パリらしく、華やか!)

「ガブリエル」の言葉など、心に響く名台詞に、共感したり(*¨)(*・・)ウンウン

(「ジャンヌ」は貧しい育ちでも上品) 

「海外ミュージカル」縛りがない、オリジナル&コメディ作品だからか、わいわいがやがやと、自由度が高い芝居「協奏曲<狂騒曲」。

⇒緊張する厳かな雰囲気の場面が多い「レビュー」との組み合わせもイイね。

 

作品の内容だけでなく、月組体制に配慮されている点でも、素敵な作品。

個人的な思い込みが多々ある感想とつぶやきです。

 

【月城さんシャルルに思う~2番手安泰感~】

初日は、つい「珠様」の仕草に注目してしまい、感想あっさりの「月城さん」。

「月城さんシャルル」は、影の主役のよう、作品内での存在感と重要度が大きい。

舞台となる「ムーランルージュ」~様々な人生を抱えた人たちが行き交う場所~の支配人という役柄から、既に作品の屋台骨っぽい。

「美園さんガブリエル」も自分の力で生きる道を開拓しようとする力強さが溢れていて、存在感と印象が大きい、魅力的な女性。(別記)

「珠様ジャック」は、他のキャスト程インパクトは強くない (男装秘密以外) 。

(インパクトと魅力は別)

 

「ジャック」も「ガブリエル」も、ムーラン・ルージュを訪れる人の一人なので、「シャルル」に人生語らせたら、いかんよ (魅力的)。

「実は・・・だった」点において、見た目か人生のインパクトの違いでは、共感しやすい「シャルル」。

 

「月城さんシャルル」は、超魅力的。

人物像が深く掘り下げられていて、商魂逞しい「個性的」キャラから、次第に「ムーラン・ルージュ」への愛情深いイイ人だと判明し、共感(好感)を抱くようになる。

キャラの落差、人物像の深みで印象に残り、技術的にも難しそうな役。

(テンションの維持が大変そう・・・)

「シャルル」の存在が、コメディ作品に、重みをもたせて、骨格で支えている。

(と「美園さんガブリエル」(2回目))

「月城さん」、完成度が高くて、お見事(*TーT)b!

スピンオフで「ムーラン・ルージュ~シャルルの物語~」が作れそう。

 

前半は、「面白テンション高いキャラ」の一人として目立ち、後半は真面目な面で舞台を締める、両極端の役柄を演じ、その落差に目を引き、オイシイ役、且つ重要人物。

この役、同じ「おじさん役」の「鳳月さん」でも良さそうなのに、「月城さん」。

「珠様」とは全く違う役柄と役割で目立ち、且つ、作品の根底を支える重要人物。

「2番手としての存在感」

 

「鳳月さん」は、古い価値観で頭が堅い反面、ズレてる残念さが、魅力的な「おじさま」。

登場するだけで、笑ってしまう ⇒「憎めない面白キャラ」に徹している。

その弾けっぷりに驚き、ズレた思い込みで、突っ走る姿が、超面白い。

 

「芝居上手」なお二人(「月城さん」「鳳月さん」)でも、

「鳳月さん」が「面白キャラ」を貫く役柄に回ることで、「月城さんシャルル」は、より作品内で、重要な存在感を示すことができる印象。

「珠様(主演)」の相手役としても、やっぱり重要人物。

 (ラストのラブラブ姿、そっと身をかがめる「珠様」に、やはり注目)

 

「個性強キャラ」を大勢登場させることで、「笑いの一極集中」を避けつつ、真面目に「月城さんシャルル」が舞台を締める。

⇒ 余韻と存在感を残す「月城さん」に追い風。

 

バランス抜群「月城さん」に強いて足りないものを挙げるなら、「押し出しの強さ」?

ご本人の人柄か、芝居達者で役に徹する故なのか、控えめな印象。

(「彩風さん」がよぎる・・・源流は「雪組」)

なので、「派手な役」だと、とても印象に残る。

 

「鳳月さん」は似た系統でも、「花男」が加わり、「面白キャラ」での押し出し度は、適度に抜群・・・「芝居好きな月組」へ戻り、弾けっぷりが、無敵デス

(「髭」から笑える・・・こだわりを感じる「お髭」)

 

「暁さん」は、持ち味や得意分野が違い、明るくキラキラ度抜群、ダイナミックで魅力的な「ショースター」

(「柚希礼音さん」がよぎる)

なので、静的な輝き(月城さん)より、眩しい「キラキラ(暁さん)」は、今回「ダンサー」に徹している。

(「華」の種類違い)

「ダンサー役」だけでも、「キラキラ」で印象に残る。

フィナーレ冒頭、ラインダンス前の銀橋の歌でも、キラキラ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°。華やか!

 

「芝居達者!」なスターさんだけよりは、「ショースター」がいると華やか。

得意分野(魅力)の違うスターさんがいると、個性豊かで魅力的。

「月城さん」にとって、「暁さん」の存在は貴重。

(芝居には「鳳月さん」)

今回の役柄に、「追い風(推し風?)」が吹いているように見えました。

しかも、日本物の経験豊かさ(元雪男)で、「和物」姿の美しさがより際立つ。

「花の巻」場面のラストが「チョンパ」っぽくて鮮やか!

⇒ 「追い風」

 

「風間さん」は、「芝居達者」で、更に押し出しも強い。

⇒ 今回、「鳳月さん」の子分(面白キャラに徹する役柄)

 

というわけで、

「月城さん」は、とても魅力的な役を、魅力的に演じて、「安泰」と感じました。

「暁さん」は「ダンサー」、場面と魅力違いで、キラキラ度抜群な存在感を示して、「安泰」と感じました。

(来年カレンダー掲載に納得。舞台に表れる「暁さん」「風間さん」の差。)

 

今回は、「試練」よりは「得意分野」を活かして魅せる配役で「安泰」強化?

強いて言えば、「珠様ジャンヌ(女役)」が「試練」?

「ヴィクトール」の美ジュアルをつい追ってしまった週末(しつこい)。

 

「月城さん」絶賛の感想②でした。

 

さいたまんぬ