『エリザベート』には名台詞(印象深い台詞)が沢山あります。
一番に思いつくのは、
トート閣下「死ねばいい!!」
これ、浮かんでも、通じない人(ほとんど)には、使いにくい微妙な台詞。
「このままでは・・・・皇位継承は難しいぞ」
(まだ観てないので、微妙に違ったら失礼します。)
この台詞は、「名台詞」というよりは、父と息子、それぞれの見せ場です。
ただ、今の月組で、「美弥様フランツ」が、お二人の「ルドルフ」に投げかける台詞としては、別の意味で、胸に突き刺さります。
①「美弥様フランツ」:ご本人も自分で仰りながら、よぎってないかな・・。(失礼)
重々しい語り口なだけに、今の状況には重たすぎる・・・。
②「暁さんルドルフ」:こちらは、「ルドルフ」と重なり、不安を煽る。
上級生「美弥様」の、愛情あふれる、それ故の厳しいお言葉。
ショックを受ける「暁さんルドルフ」の表情は、素の「暁さん」に戻ってそう。
③「風間さんルドルフ」:こちらは、演技の一場面として、素直に観れそう。
今の自分が皇帝(トップスター)になるには、何が不足しているか冷静に考える。
すべて、妄想です。
ただ、この場面は、真に迫った演技?で、胸を打つ場面になりそうです。
軽い感じで書きましたが、心の中はかなり複雑。
①は、かなり深刻。
②は、一皮剥けることを期待して、エールを送っている。
③は、「風間さん」初見(今まで舞台で認識できず)なので、定評ある芝居が楽しみ。
たとえ、「フランツ役」で大ヒットを飛ばしても、劇団と「宝塚」の流れに、変化はなさそう。
運命は、神(劇団)に委ねられている「宝塚」。
でも、神もここでは人間、心変わりするだけに、ドキドキします。
ハプスブルグ家(月組)の行方が気になります。
さいたまんぬ